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*石の物語*
=水霊石(みずたまいし)伝説=
大分県大野郡三重町には『菅生石仏(すがおせきぶつ)』というものがあります。
この石仏像群は、千手観音、薬師如来、阿弥陀如来、十一面観音、毘沙門天という
尊の配列をしています。熊野権現の信仰と関係があるとされ、近くには熊野神社が
あります。この石仏像群の特徴は御覧のとおり、赤い塗料がつけつけられています。
あまり知られていませんが、この磨崖仏(まがいぶつ)の裏にあたる場所には隠れ
キリシタンの居場所になっていたようで、崖に十字マークが刻まれています。
この菅生石仏に登る坂で、不思議な石を見つけました。それが『水霊石』です。かな
り大きな岩石で、坂のすぐ横に見えます。この説明書も撮影したので、そちらを御覧
下さい。
参考文献
『大分県の歴史』 山川出版社 豊田寛三・後藤宗俊・飯沼賢司・末廣利人
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